この前の4月7日のFANDANGO営業終わりから、
福島県の南相馬、
宮城県の石巻市雄勝町、気仙沼、
岩手県の大船渡
の被災地に行ってきました!
今回も皆さんから預かった募金を被災地ごとに必要な物資に換えて届けてきたのと、
3月11日に心斎橋パンゲアで行われたRAZORS EDGE主催のチャリティーイベント、
DON'T FORGET 3.11で集まった募金とレトルト食品などの支援物資も預かり、被災地に届けさせて頂きました。
まず始めに
募金してくれた方、物資を持ってきてくれた方、FacebookやTwitterなどで色んな人に情報を広めてくれた方、
本当にありがとうございました!
いつもいつも協力してくれてる皆さんがいるから行動できてます。まだまだこれからも続けていきますので、被災地に1日でも早い復興が訪れる事を願って今後とも募金のご協力、よろしくお願いします!
そして写真メインですが、今回の東北ボランティアの報告です。
すげー長いですが是非見てくださいね。
4月7日の営業終わりに皆さんから預かった募金を集計
今回はFANDANGOの加藤店長、そしてRAZORS EDGEのケンジさんも同行してくれました!
騒がしくなる予感しかないですね(笑)まず向かうは福島県南相馬!
南相馬に1番近いICは原発警戒区域の近くにあって南相馬までの道が通行止めなので、海沿いを通らず少し遠回りして川俣町〜飯舘村〜南相馬とゆう山道を通りました。
10時間ほどで福島県に入って高速を降り、川俣町を過ぎたあたりでケンジさんがガイガーカウンター(放射線量を測る機械)を取り出し計測してみると
0.21マイクロシーベルト/h
いろんな街にもよりますが、
平均的な数値と言われてるのが(自然界から受ける放射線も含め)だいたい0.114マイクロシーベルト/h
この時点で福島原発からは約60キロ
そこから南相馬に向けて走る道中でも計測を続ける
写真がぼけててわかりにくいですが、やはり福島原発事故の後、風向きや天候の関係で1番放射線量が高くなった飯舘村は今も線量が高かったです。
写真は1.2までしかないですが、途中1.8とゆう考えられない数値も観測しました。
そして最初の目的地、
福島第一原発警戒区域 浪江町検問所に到着。
車を停めてギリギリの所まで向かう
警察官の方々にジロジロ見られながら記念撮影(笑)
浪江町付近は最近やっと警戒区域の改正が入った場所で、海岸線の方を見るとまだ流されたままの車や手付かずの住宅などが数多くありました。
そして南相馬にて、よつば保育園に持っていく野菜や果物を現地で調達!
トランクにパンパンに詰め込んでよつば保育園へ!
保育園の入口には放射線計測器が取り付けられてました
よつば保育園には西日本が原産の野菜や果物、100パーセント果汁のジュースとミネラルウォーターを届けました!
やはり子供たちの給食に使うにはなるべく西日本の野菜や果物を選んで調理してるそうです。
しかもこの保育園には野菜や果物、米などに含まれる放射能を測定する機械がありました!保育園で使うだけじゃなくて、近くの農家の方や住民の方も食品を持ち寄って計測するらしいです。いくら安全だと言われても、福島だったり近県の食材は今も放射能が含まれてたりするので、念入りにチェックするそうです。
お値段は何と600万円……(・_・;)
保育園の壁には今までにみんなが持ってきてくれた物資や、よつば保育園に訪れた人たちの写真がずらーっと並べられており、
その中にSLANGのKOさんも発見!
園庭には子供たちが描いた絵を貼り合わせたドームが!埋め込まれたビー玉に太陽の光が反射してドームの中がピカピカ光って綺麗でした!自分が子供の頃だったら毎日ここで遊んでる(笑)
ブランコを見つけた大人たちも大はしゃぎヽ( ゚Д ゚)ノ
今回お世話になったよしゆき副園長さんと話をしていると、
やっぱり南相馬や福島から全ての人たちが避難すれば1番良いのかもしれない。けど、家もあるし職場もあるし家族もいるし、簡単に移住できるもんじゃない。
だからこそ今自分たちが住んでる街で何が出来るかって言ったら、除染を積極的にして数値を下げて、子供たちが安心して住める未来への道しるべをするしかない。
とおっしゃってました。
やはりこうやって厳しい状況の中でも必死に自分たちで行動していく人たちをこれからもバックアップしていきたいです!!!
これからは南相馬で子供たちが安心して遊べる公園を作る計画を立ててるらしいので、次はその公園作りもお手伝いしたいです!!
そしてよしゆき先生と保育園の先生方や子供たちに
『また来ます!』
と挨拶して、いざ大船渡へ!
と
おもいきや
大渋滞……
ちょっと遠回りになってもいいや!と思って違う高速道路を使おうとしたら強風のため通行止め……
渋滞途中で通った仙台の荒浜
海岸線から1キロ以上離れてるのにも関わらず、ほとんどの住宅が津波の被害にあい住宅街がごそっと平地になってしまっていた。
そして岩手県に入り、気づけばまさかまさかの5時間以上のタイムロス!!汗
大慌てで一関のスーパーとイオンで大船渡の仮設住宅に届ける物資の買い出し!
そして大船渡の永沢仮設に到着!
永沢仮設の方たちと!
ここでは普段生活する上で必要な洗剤やシャンプー、リンス等の日用品や生活雑貨を届けました!
写真の真ん中に写ってる夢ママさんは、僕たちが大阪から来るってゆうから仮設の人たち全員に生活物資が来るってゆうチラシを作って配ってくれたのに、時間が遅くなって直接渡せなくて本当に悪い事をしてしまったのに、笑顔で
『事故しちゃったのかと思ったよー。。無事に会えて嬉しいです!』
とめちゃくちゃ心配させちゃいました。
来てくれたお礼に!
と1人1人手作りのミサンガ頂きました!
僕も早速着けました!\(^o^)/
時間も遅かったしフリークスにも行く予定だったので夢ママさんたちに
『迷惑かけてばっかだから必ずすぐ来ます!』
と挨拶してフリークスへ!
(この時に大量のお土産を貰ったんですが、後でその豪華さにびっくり…)
ちなみに僕たちが持っていった物資は翌日夢ママさんが仮設の皆さんにしっかりと届けて頂きました!ありがとうございました!m(_ _)m
そして大船渡フリークス到着!
この時は夜遅くで周りの景色があまり見れなかったんですが、
昼間だとこんな感じです。
震災当日は建物の屋上まで津波が来ていた。
フリークスのBARで店長のオキナワさんやTILITILIの菅野さんたちとゆっくりお話させて頂きました。
震災当日のことや街によっての復興に向けての姿勢であったり、行政であったりと、とても内容深い話が聞けました。
木札もしっかりと加藤店長と一緒に書いてきました!
たくさんお酒も頂きまくって最後に記念撮影!次にフリークスに来る時は是非ともFANDANGOナイトをやりたいですね!\(^o^)/
時間も遅くなったので大船渡から気仙沼に移動し、いつも泊まっている大鍋屋旅館へ!
旅館に着いて、先ほど大船渡の夢ママさんからもらったお土産を開けてみると……
でっかいオードブルプレートに、
毛ガニ
刺身盛り合わせ
カキフライ
唐揚げ
カツサンド
フルーツサンド
そして日本酒…
夢ママさんは、
『晩ご飯の足しになるかなぁ〜』
って渡してくれたんですが、、
ボリューム満点すぎですぜ。泣普通に泣きましたね。(笑)
次の日の打ち合わせも兼ねて東北の食べ物を囲んで打ち上げだー!!
と、思いきや年長組のFANDANGO加藤店長とケンジレイザーズは食べたあとすぐに爆睡してました。
移動中ずっと寝てたのになぁー。猛爆そして20代チームは黙々と将棋タイム。てか何で将棋台あんの?
次の日は7時起きで早起きだからすぐ寝ようねって言ったのに相変わらずのハイテンションで4時半まで飲んでました。(笑)
そして翌日無事に起床。
お世話になった大鍋屋をあとにし、
僕とナカスケは一度保育園の園長さんとミーティング(買って行くプランターの大きさや肥料とか数量とかを細かく話しあい)をして、
みんなと合流した後、
気仙沼のホームセンターで買い出し!
ここでは双葉保育園に持って行く花や肥料、プランターを大量に購入!
ん??加藤さんがいない……
探しに行ってみると…
あ、いた。
風車見つけたでぇぇー!
と全開のドヤ顔を披露してくれました( 'ω' )
そして双葉保育園へ!!!
子ども達が笑顔で迎えてくれた\(^o^)/
いつもべったりくっついてくる可愛い双子ちゃんとも再会!\(^o^)/
加藤さんチョイスの風車がめちゃくちゃ喜ばれてました!さすが!(笑)
肥料や花、プランター、スケッチブックをしっかり渡しました!
また6月に来ます!としっかり約束して帰ろうと思ったら、また大量のお土産を頂きました。いつもありがとうございます。m(_ _)m
そして腹ごしらえもかねて気仙沼の復興マルシェの中にある塩田で昼ごはん!
ホタテ、マグロのなかおち、サーモンの三色丼!美味かったー\(^o^)/
そしてこの近辺の鹿折地区をぶらぶら。
だいぶ瓦礫などは片付いていたが、まだまだ山あいにはたくさんの瓦礫の山がありました。
この鹿折地区は、大津波に襲われた上、震災当日は大火災が発生した地区。
以前にはあった焼け焦げた車や漁船なども今はだいぶ処理されていて、
言い方は悪いが
空き地っぽく感じた。
使えなくなったカセットプレーヤー
さら地になった住宅地が帰り道の人も…
そして第18共徳丸を見学
この共徳丸は330トンもある巨大漁船なんですが、津波によって港から約750mも離れた内陸の山間部近くまで打ち上げられたんです。
改めてでかさを痛感
津波の脅威を伝えた共徳丸。
しかし、この春に解体する事が決定してるそうです。
やはり津波によって家族を失った遺族の方たちは、記憶が蘇るからすぐにでも解体してほしいってずっと訴えていたらしいんですが、
その一方で、街の復興のためには残しておくべきた。全世界に津波の脅威を伝えなければならない。
と言った住民同士の意見もあったそうです。
すごく両方の意見も分かるんですが、
僕自身は次世代の人たちがどれだけ地震の規模が大きかったかっていう事が分かる物だから、あった方が良いのかなぁと思ったりもします。
そしてまた買い出しタイム!!
復興商店街で次の石巻の仮設住宅に届ける野菜を購入!
そして気仙沼から石巻方面へ南下し、南三陸へ。
街全体がすっぽりて津波に飲み込まれ、ほとんどの建物が残っていなかった。
津波によって橋の部分が全て流されてしまったバイパス道路
周辺には今も津波の被害で使えなくなった漁船が山のように積まれている。
そして南三陸防災対策庁舎へ
三階建ての庁舎の屋上まで津波がきたらしい。
震災当日の写真
震災から1週間
今もたくさんの人が訪れてました。
周辺には生活していた痕跡がいまだにちらほらみえる。
沿岸部をまわった後は南三陸のスワットとゆう商店に物資の買い出しへ!
ここでは石巻の雄勝町水浜仮設住宅に持って行く生活雑貨や日用品や野菜などを買い出し!
トランクにパンパンに詰め込む!
そしてまた南三陸から沿岸部を南下して、今回の最終目的地である石巻市雄勝町の水浜仮設住宅へ!
久しぶりだねー!って暖かく迎え入れてくれて、何と今朝とれた昆布を湯引きしてふるまってくれるとのこと!
人生初!!
わくわくしながら待ってると!
さっきまで茶色くてお世辞にも良い見た目ではなかった昆布が
めちゃくちゃ鮮やかな緑色に!!!
生で食べたんですが、新鮮だから磯の風味とコリっとした食感がたまりませんでした!感動したー!!
とれたての生わかめ!
色んな手料理を振る舞ってもらい、震災当日の貴重な映像を見せてくれました。映像を見ながら初めて東北に来た人たちに震災当日のこと、復興状況などを丁寧に話してくれました。
石巻の雄勝町とゆうところは、市内からでも1時間ほどかかる所で、今はほとんどボランティアの人たちも来なくなったけど、町のみんなが助け合えるから明日も頑張ろう!と言い合って日々生活しているそうです。
震災から2年が経ちまだまだ大変だけど、仕事の事だったり仮設住宅からの自立だったりを考えると、今からもっともっと頑張らないといけない!とおっしゃってました。
ここでもたくさんお酒やお土産を頂いて皆さんから預かった募金で買った日用品や生活雑貨、野菜などをしっかりと届けました。
いつも本当に暖かい笑顔で見送ってくれる水浜の人たちに挨拶をして、大阪へと向かい、今回の旅は終わりました。
今回で僕は6回目の被災地への訪問だったんですが、まじまじと2年が経った被災地をまわって気づいた事は、
やはりまだまだ震災は続いているとゆうこと。
確かに最低限住む場所だったり、買い物をする場所は仮設住宅だったり復興市場ってゆうものがけっけうできてるから生活をする事はできる。
ただ、その数なんか震災前から比べるとほんのわずかな数しかないし、今でも仕事がない人たちがたくさんいる。
今でも瓦礫の後処理問題や、新しく商店を建てる場所の問題もたくさんある。
将来この街に生まれた事を誇りに思ってほしいから…と震災以降、国からの支援がほとんどないのに必死に営業を続けている保育園もある。
子ども達が笑顔で遊べる場所を…
と毎日南相馬で放射能を測定しながら働く人たちもいる。
僕たちにできる事は、まだまだ山ほどあります。
被災地の各所で、話を聞いていた時にみんな共通して言っていたのが、
“まだまだこれからなんです。
今からが大切なんです。
ここから踏ん張らないと、街は復興しないんです。”
ということ。
“震災直後はボランティアだったり色んな人たちが来てくれた。そのおかげで今の自分たちがいる。多大な感謝をしている。
ただ、2年とゆう節目の直後は、本当に被災地に来る人が減っている。
だから、これからは街全体が、そして自分たち自身が街を盛り上げて、震災前以上に東北を盛り上げて、みんなが来たくなるような場所にしていかないといけない!”
と強い気持ちでおっしゃってました。
今回は南相馬、石巻、気仙沼、大船渡の現地の人たちとゆっくり話をしたんですが、みんな同じように復興に向けて必死に考えていて、東北は良い所なんだよー!っと改めてですが、強い意思を感じました。
だから僕も、
こーゆうアツい気持ちを持った人たちにずっと会いたいから、この先もずっと東北に行き続けます。
実際言えば、こっちで大量に生活雑貨や日用品を買ったりして郵送すれば、自分たちが行くより遥かにお金も浮きます。
ただ、僕たちが行くことによって、
久しぶりだねー!
元気ー?!
ってすごく笑顔で東北の人が接してくれるんです。
僕たちが行くことによって、
会えるのが楽しみ!って思ってくれる人がいるなら、それだけで良いんです。
その時に、関西からもこんなに応援してくれてる人がいるんだよ!
っていつも応援してくれる皆さんの事も直接会って気持ちを伝えたいんです。
だから、
行き続けます。
いつも協力してくれる皆さんがいるから続けれます。
本当にありがとうございます。
次回は6/16(sun)の夜から出発し、2日間被災地をまわります。
次も南相馬、石巻市雄勝町、気仙沼、大船渡をまわる予定です!
いつもいつもご協力してくれる皆さんには感謝しきれないのですが、
引き続き、募金のご協力を、お願い致します!!m(_ _)m
****************
被災地への支援物資詳細・募金内訳
****************
A)募金額合計
¥262,577
(ファンダンゴ募金箱&チャリティーライブ収益金 ¥119,876+RAZORS EDGEチャリティーライブ&募金 収益金 ¥142,701)
B)物資購入費全合計
¥173,099 (以下参照)
C)NBC作戦レトルト物資郵送代
(宮古カウンターアクション/大船渡フリークス/石巻ブルーレジスタンス)
¥11,980円
A) - B) - C)=¥77,498円
*この残金に関しましては、今回同様で次回の支援物資購入に使わせて頂きます。
★各地に届けた支援物の資詳細★
■南相馬 よつば保育園■
にんじん
じゃがいも
玉ねぎ
かぼちゃ
竹の子
りんご
バナナ
イチゴ
オレンジジュース
アップルジュース
ポンジュース
水
合計34,686円
■大船渡永沢仮設■
衣類用洗剤
食器用洗剤
ボディソープ
シャンプー
リンス
歯磨き粉
歯ブラシ
スポンジ
サランラップ
トイレットペーパー
ボックスティッシュ
石けん
合計52,342円
■気仙沼双葉保育園■
風車のおもちゃ
プランター
赤玉土(栽培用土)
有機培養土
マグアンプ(園芸肥料)
ホワイトボード
保存食(ビスコ缶)
風車のおもちゃ
ハイポネックス(液体肥料)
園芸用の花
・キンギョソウ
・スミレマーマ
・ナスタチューム
・デージー
・チューリップ
・ゼラニューム
・シバザクラ
・パンジー
合計33,929円
■石巻雄勝町水浜仮設■
ボックスティッシュ
ラップ
衣類用洗剤
シャンプー
大根
歯磨き粉
食器用洗剤
うどん
茄子
キューリ
人参
大根
なすび
長ネギ
玉ねぎ
じゃがいも
合計52,142円
★NBC作戦★
3.11にパンゲアで行われたチャリティーライブで集まったレトルト食品も、車に積みきらなかった分は全て
宮古カウンターアクション
大船渡フリークス
石巻ブルーレジスタンス
の三カ所に送らせて頂きました!
何回も言いますが、募金をしてくれた方、物資を持って来てくれた方など、ご協力してくれた皆様、本当に有難うございました!!!!
そして今回協力してくれた
心斎橋 ライブハウスPangea
RAZORS EDGE
一緒に行ってくれた
加藤店長
レイザーズのケンジさん
ナカスケ
たづめ
ちよこさん
にも感謝しかないです!
本当に有難うございました!
これからも引き続き東北への支援を、宜しくお願い致します!!!!
FANDANGO:村上